西側の堀の手前まで戻り 南側の方へと進みました。
南側の腰曲輪(こしぐるわ)
斜面を平らに削った監視または攻撃用施設だった場所です。 南から 南東に向かって 腰曲輪が見られます。
このあたりから、竹林となり 雰囲気が 多少変わっていきます。
その先へと進むと …
松ヶ崎城の南側の曲輪のあたり こちらには 松ヶ崎不動尊があります。
こちらの場所には 不動尊のお堂がありましたが 1996年(平成8年)に火事に遭い 焼失してしまったそうです。
写真には、その後 残されていた石仏…。
松ヶ崎不動尊には、奉納されていた 松ヶ崎不動尊風景図の絵馬(火事で一緒に焼失)がありましたが
その絵馬(風景図)の記録によれば …
松ヶ崎湧水 (現在 少し湧き出ている状態)があり
不動尊の境内では 滝があり 水が豊富に湧き出ていました。
その滝に打たれ 修行している人の姿や お不動様を拝んでいる人の姿 また茶屋などもあり 賑わっている
様子や 不動尊そばには 水辺らしき海があり 何艘かの舟が浮かんでいる様子などが 絵馬(風景図)から
見られます。
この地は 下総国の葛飾郡・印旛郡・相馬郡の3つの境にあたるところであり 多くの人々も行き交う場所
として「三郡境の不動尊」と人々に信仰され、江戸・明治まで とても繁栄していたようです。
……
松ヶ崎不動尊のご本尊は、倶利伽羅龍王(くりからりゅうおう)と言われます。
不動明王は、大日如来の化身とされます。 そして不動明王の化身が、倶利伽羅龍王。
不動明王が 右手に持つ剣は、煩悩である 貪瞋痴の三毒を断ち切り 智恵の象徴とされます。
その剣に 燃え盛る炎となり巻きついて 剣先を飲み込もうとする 龍の姿として現れます。
滝など 水に縁のある仏様です。
松ヶ崎湧水(井戸)水神様
土塁の一部が壊され 雑木林の樹木が伐採されてしまったようですが 多くの樹木が伐採され 湧水が
枯渇してしまうことと また他にも理由があるのだと思います…。
現在は、ほんのわずかな水が 湧いている状態になっています。
昔は、滝として流れ落ちるほど 豊富な水が湧いていたことを思うと 感慨深いです。
その先へ 進みますと…
こちら南側の出入り口になります。
南側のこちら入口から入り 階段上れば…
松ヶ崎湧水 (水神様)と お不動様 その先進めば…
今回来た道 城内へと入っていくこともできます。
向こう側は ロジポート北柏(物流倉庫)
旧アサヒ飲料柏工場跡地
今回は、再び 石階段登り 元来た道を 引き返して
みました。
西側の土塁と堀の辺り
写真の堀沿いの道を まっすぐ北の方へと歩いてみましょう。
松ヶ崎城を守ろうと植樹して頂いた方々のお名前
野生のスミレが … ^^
松ヶ崎城跡地には、古墳が3基あります。
1号墳は 物見台でしたが 腰巻2号墳(円墳)は こちら↑ 更に向こうに 盛り上がっているのが3号墳です。
腰巻3号墳 (円墳) ↑
城内を一周してきました♪^^
再び 東側の階段下りて 北へ 西へと戻っていきました。
家に帰る道すがら 木の傍らで 咲いていた
花に 癒されて♪
「手賀沼と松ヶ崎城の歴史を考える会」HP 参考にさせて頂きました。
http://www.matsugasakijo.net/
こちらのHPから 松ヶ崎不動尊風景図の絵馬が見られます。